クロマトグラフィー100年 (2003年) | ||
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クロマトグラフィー100周年 記念学会 SBS 2003 ( 2003.5.13-18, Moscow, Russia ) |
はじめに
Tswettによりクロマトグラフィーが考案されてちょうど今年(2003年)で100周年になります。 "100 YEARS OF CHROMATOGRAPHY" 3rd Int. Symposium on Separations in BioSciencies SBS'03 13 - 18 May, 2003 Moscow, Russia 国内カラムメーカーとしては唯一の参加発表をしてまいりましたので,その様子について報告いたします。 |
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学会の様子 本会は生命科学における分離を中心とするものであり,Tswettが植物学者であったことや,彼にゆかりのあるロシア科学アカデミーが今回の主催であることに意義を感じます。学会発行によるTswett記念メダルからも,彼の母国で開催するにふさわしい記念学会の雰囲気を感じ取れます。 Tswett記念メダル
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(ロシア語で「クロマトグラフィー100年」と書かれています) |
学会参加者は500人ほどで,決して大規模なものではありませんでしたが,
モスクワ大学の学生など関係者による献身的で円滑な運営でした。 |
講演会場 |
ポスター発表も活発な討論がされていました。 Novel Reversed-Phase HPLC Columns for Hyrdophilic Compounds Separation」 新製品・Unison シリーズに関する学術報告であり,多くの研究者とディスカッションすることができました。 |
ポスター会場 (中央が弊社発表ポスター) |
ロビーでは,聞き慣れないロシア語が飛び交い,にぎやかでしたが,コミュニケーションには一苦労しました。 |
会場ロビー |
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モスクワ市内 学会とは直接関係ありませんが,物珍しさから会場付近を散策しましたので,以下に報告いたします。 |
モスクワ川の夕べ (左のお城のような建物が筆者の滞在ホテル) |
モスクワは人口約900万人の大都市です。 |
モスクワ市内の大通り |
歩道には露天商が並び,書籍や衣類,さらには最新のDVDによるハリウッド映画ディスク(ロシア語)を売っていました。DVDは世界的にはまだ普及の途上にあるはずですが,モスクワにおけるDVD普及度の高さを想像させます。 |
歩道の露天商 |
ロシアは文学や音楽芸術の宝庫です。公園には何気なくトルストイの銅像が建っていたりします。 |
チャイコフスキー音楽院 |
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おわりに
Tswettの母国ロシアは,100年も前からクロマトグラフィーの歴史を積み重ねてきたその深さを,学会を通して感じさせてくれました。体制的な変化や言語の障壁はあるものの,学術,技術,そして芸術,さらにはスポーツでもたいへん優れた実績と人材を排出する,スケールの大きさをあらためて感じました。今後,市場経済化や国際交流がさらに活発になることが想像,期待されます。 |
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