Nardis ND-RX は,フェニル基と弱アニオン基および弱カチオン基が導入された「逆相+両イオン交換」カラムです。
逆相モードにおいて溶質は移動相の極性を高くすると吸着し,極性を下げ(疎水性を上げる)と溶出します。
酸性化合物は酸性pHで強く保持され,pHとイオン強度を上げると溶出します。
塩基性化合物は中性pHで強く保持され,pHを下げイオン強度を上げると溶出されます。
フェニルカラム (Unison
UK-Phenyl) の分離改善
ステロイドなどの類縁体でPhenyl固定相では分離が困難な場合に,両イオンリガンドによる静電的相互作用により分離できるようになる場合があります。ビフェニルカラム代替の可能性もあります。
アンドロステンジオン生合成経路
酢酸酸性下アセトニトリルの増加
ステロイドホルモン(エチニルエストラジオール、エストロン)
NEW
酢酸酸性下アセトニトリルの増加
高極性物質の保持・分離がPhenyl固定相とは異なります。
アデノシン代謝化合物
(アデノシン イノシン ヒポキサンチン)
ギ酸アンモニウム存在下アセトニトリルの増加
複素環芳香族化合物
(ピラゾール ピリミジン ミダゾール)
ギ酸アンモニウム存在下アセトニトリルの増加
インドール誘導体
(インドール オキシインドール イサチン)
ギ酸アンモニウム存在下アセトニトリルの増加
酸性物質や塩基性物質の保持や分離の改善にも効果を発揮します。
ベンゼンスルホン酸関連化合物
逆相下,ギ酸からギ酸アンモニウムのpHイオン強度グラジエント
食品保存料(ソルビン酸 安息香酸)
ギ酸酸性下アセトニトリルの増加
カテコールアミン
(アドレナリン ノルアドレナリン ドーパミン/ドパミン)
逆相下,酢酸アンモニウムから酢酸系緩衝液のpHイオン強度グラジエント
マルチモードODSカラム (Scherzo
C18) とは異なる選択性
「ODS+両イオン交換」マルチモード逆相カラム Scherzo C18 カラムとは異なる選択性があります。
抗腫瘍薬・メルカプトプリン
酸酸性下アセトニトリルの増加
[参考データ] Scherzo SS-C18
によるメルカプトプリン
ヒドロキシベンゼンスルホン酸
酸酸から中性へのpH, イオン強度逆相グラジエント
Nardis ND-RX アプリケーション
水溶性ビタミンの同時分析
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