新製品

LC-MS専用アミノ酸分析カラムの発売につきまして
本日(2013/08/06),日経産業新聞1面に掲載されました,弊社新製品の概要に関して以下にご案内申しあげます。


■新製品
LC-MS専用アミノ酸分析カラム Intrada(イントラーダ) Amino Acid

■概要
インタクト株式会社(IMTAKT CORPORATION, 京都市)は,高速液体クロマトグラフ質量分析装置(LC-MS)用の非ラベル化アミノ酸分析専用カラム(商品名:Intrada Amino Acid)を世界で初めて開発しました。

アミノ酸は,タンパク質やペプチドを構成する重要な成分で,生体中には遊離アミノ酸としても存在しています。市場においては近年,抗体医薬品や臨床診断,栄養補助食品など,アミノ酸関連のビジネス需要が増加しています。
アミノ酸の含有量を分析する方法としては,アミノ酸分析専用装置が従来から市販されていますが,高価な専用試薬を必要とするために,分析コストに難点がありました。さらにこの装置はアミノ酸しか測定できないことから,汎用性に乏しい欠点がありました。

IMTAKT(インタクト)は,製薬,化粧品,食品や臨床診断など,ライフサイエンス分野においてLC-MSが近年急速に普及してきている現状に着目し,これらの汎用分析装置を用いて簡単にアミノ酸を分離分析できる専用カラムを開発しました。従来の煩雑なアミノ酸誘導化作業を不要とし,10分以内にアミノ酸分析が可能,という簡便で画期的な分析手法です。さらには,目的のアミノ酸の組みあわせごとに分析条件をユーザー自身で工夫できるように,カラムサイズを各種用意するという従来法にはない特長もあります。また,アミノ酸の類縁物質や小ペプチドまで分析できる拡張性も有しています。

IMTAKT(インタクト)は,この新規アミノ酸分析専用カラムに関する学術報告を昨7月30日に米国臨床化学会(テキサス州)で発表し,質量装置メーカーなどから多くの反響をいただきました。

タンパク質アミノ酸分析例


■発売時期
新製品の世界同時発売は8月中旬を予定しています。


(IMTAKT インタクト社について)
インタクト(Imtakt Corporation)は1999年に京都リサーチパーク内で創業した,液体クロマトグラフィーカラム専門メーカーです。創業以来14種類の充てん剤を開発し,約2000種類の製品を製造販売しています。米国支社(Imtakt USA,フィラデルフィア)による活動とともに,世界40ヶ国への輸出実績があります。また,各国の装置メーカーとの協業を推進し,分離科学の発展に寄与することを目的として活動しています。


(問い合わせ先)
インタクト株式会社 (IMTAKT CORPORATION)
600-8813 京都府京都市下京区中堂寺南町134 京都リサーチパーク

(2013年8月6日)


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