ユーザーレポート

塩野義製薬株式会社



  LC-MS/MSによる血漿中薬物の超高速定量分析
Cadenza CD-C18 HT 創薬初期段階におけるDMPK分析において必要とされる,大規模ハイスループットHPLCには,超高速HPLCカラムが重要な役割を果たしています。

高圧仕様の3μm粒子ハイスループットカラム Cadenza CD-C18 HT (50x2mm)と,島津UFLC,AB Sciex API5000の組み合わせにより,最高で9.6秒の分析が可能であることがわかりました。さらに,sub-2um の1/4,core-shell の60% という低圧で同等のピークキャパシティが得られました。

スモールカラムを用いた超高速分析では,カラム外拡散の影響が粒子径よりも大きく関与すると考えられ,高流量時の圧力限界に関して,3μm粒子カラムによる低圧性が優位にはたらくと考えられます。

カラム圧力と分離性能のバランスに優れた Cadenza CD-C18 HT(高圧仕様)が DMPK分析で活躍しています。

(文献)
Imtakt Technical Information TI676E
(創薬・開発研究所・池原様ご提供)

・第58回質量分析総合討論会 (池原達矢,大川友之,2010年6月,つくば)
 


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