ユーザーレポート | |
株式会社 島津製作所 : MALDI-TOF MS アプリケーション |
MALDI-TOF MSによるシステイン含有ペプチドの検出感度向上を目的とした,ヨードアセチル骨格を有するイオン性マスタグ(Mass Tag)の開発 | |
Presto FF-C18 |
著者らは,システイン残基に結合し,ペプチドの高感度分析を可能とする,6つの新しいイオン性マスタグを開発し,MALDI TOF-MS
(AXIMA Performance,
島津製)を用いてその特性を解析しました。 その結果,Insulinやアミロイドβなどのペプチドに新規マスタグを結合することにより,約2倍から200倍の感度向上が達成できました。 本法を血清のペプチドーム解析に適用する際のペプチド分画に,ノンポーラスODSカラム Presto FF-C18 が用いられています。 細孔がない Presto FF-C18 は,微量ペプチド回収率の向上に優位性があります。 (Shimadzu Review) Development of Iodoacetyl-Based Ionic Mass Tags for Improves Sensitivity in the Detection of Cysteine-Containing Peptides by MALDI-TOF MS (文献) Development of iodoacetic acid-based cysteine mass tags: detection enhancement for cysteine-containing peptide by matrix-assisted laser desorption/ionization time-of-flight mass spectrometry. Takashi Shimada, Hiroki Kuyama, Taka-Aki Sato, Koichi Tanaka Anal Biochem., 421(2):785-787 (2012) |
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