ユーザーレポート | |
Amgen Inc. |
米国 |
モノクローナル抗体(mAb)製剤中の安定化剤のHPLC-RAM-ELSD分析 | |
Cadneza HS-C18 |
モノクローナル抗体(mAb)などの高分子タンパク質の構造安定化のためには界面活性剤や安定化剤の添加が必要とされています。mAb製剤中の界面活性剤を分析することは簡単ではなく,従来は比色法などが使われていました。 著者らは,タンパク質を排除し低分子を吸着できる親水性ODSカラム Cadenza HS-C18 に着目し,mAb溶液中のノニオン系界面活性剤である Pluronic F-68 (PF-68) の分析法を開発しました。類似の Hi SEP や AV-2 カラムではPF-68の分離や再現性が悪く,唯一 HS-C18 だけが満足できるカラムであった,としています。 本カラムによるLOQや直線性,精度,頑健性なども良好であり,mAb製剤の簡便・高感度分析が可能性あるという結論が得られました。 タンパク質製剤中の安定化剤の分析に Cadenza HS-C18 カラムが活躍しています。 (Poster) Determination of Pluronic F-68 in High Protein Matrices by HPLC-RAM-ELSD (Courtesy of Helen Chung, Melissa Khor and Jinsu Qiu, Amgen Inc., USA) (文献) Direct determination of residual Pluronic F-68 in in-process samples from monoclonal antibody preparations by high performance liquid chromatography Chung HH, Zhou C, Khor HK, Qiu J. J Chromatogr A., 1218(15), 2106-2113, 2011 (Amgenに提供したIMTAKTの基礎情報) Imtakt Technical Information, TI290J Imtakt Technical Information, TI384E |
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