ユーザーレポート

Harvard Medical School - Harvard University

米国


広範囲な生体試料に適用可能な高分解能LC-MS/MSアンターゲット リピドミクス手法
Cadenza CD-C18 高分解能MSは脂質生化学分野でも注目されています。

本報は,LC-MS/MSを用いたpositive/negativeスイッチングモードによる30分の分析と,data dependent acquisitions (DDA) によるフラグメントイオンを検出する方法により,アンターゲット・リピドミクス手法について解説しています。
組織の他,体液や細胞の前処理についても記述されており,脂質分析にはたいへん有益な論文です。

物質分離として注目すべき事は,論文中,Materials - Equipmentの「Note」として以下のような特別な記述があることです。
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他のC18カラムでも分析は可能であるが,特にCadenza CD-C18カラム(150x2mm)は堅牢で再現性に優れており,リピドミクス分析では長期耐久性のあるカラムである(Page 4)。
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Cadenza CD-C18 は,疎水性の高い脂質に対しても優れた分離性能を発揮するように設計されており,同研究室では長年好評をいただいているODSカラムです。


(文献)
A relative quantitative positive/negative ion switching method for untargeted lipidomics via high resolution LC-MS/MS from any biological source
Susanne B. Breitkopf, Stéphane J. H. Ricoult, Min Yuan, Ying Xu,  David A. Peake, Brendan D. Manning, John M. Asara
Metabolomics. 2017 March ; 13(3): . doi:10.1007/s11306-016-1157-8.

(Courtesy of Dr.John Asara, Harvard Medical School, USA)
 

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